食事と図書 雨風食堂

2026-03-28

4/18(土)ゴトゴトシネマ上映会
「スーパーローカルヒーロー」in文室

4月のゴトゴトシネマさん上映会は
「スーパーローカルヒーロー」リバイバル上映です!

ひと足先に見させていただいたのですが、
ノブエさんとゴトゴトシネマ前田さんが
少しだけ重なって見えるのは私だけでしょうか。

事前情報から抱いていたイメージを裏切って
控えめで、不器用なノブエさんと、
その周りの人たちを見守りながら
猪瀬浩平さんの著書「ボランティアってなんだっけ?」
中に書かれていた猪瀬さんのボランティアの定義、
「頼りない一人がおずおずと始めてしまったことを
周りが受け止め、彼だけでなくその周りにいる人たちの声や、
自分自身の内なる声に耳を傾けるなかで始まる」
という一節を思い出していました。

個人的には、EGO-WRAPPINのライブのシーン、
バリケードになるノブエさんの
エピソードとお顔が優勝でした◎

上映会詳細・ご予約については
ゴトゴトシネマさんのサイトからご確認ください。
▶︎ 2026年4月18日(土)「スーパーローカルヒーロー」in文室

「スーパーローカルヒーロー」

あるライヴ映像から、この映画は始まる。
ステージ上のミュージシャンが感謝の言葉とともに呼びかける、
その名は「ノブエさん」。
「ノブエさん」は「おじさん」である。
西日本の小さな街広島県尾道市で、
風変わりなCDショップ「れいこう堂」を営んでいる。
多くのインディーズミュージシャンのライヴを身銭を切ってし続けた、情熱の人。
ノブエさんとれいこう堂に訪れた危機は、ミュージシャン達を突き動かす。
インタビューと残されていた貴重な映像が、
その時の空気を呼び起こしていく。
そして復活。
「動かなければ何も伝わらない」「一人でもやる」。
感じたら、とにかく行動するのだ。
店はほったらかしで西へ東へ。
子ども達のため、音楽のため、目の前の大切なコトのために。
走り回るノブエさんを気遣い、感化され、それぞれがまた彼の支えになる。
その小さな力の集まりが、いくつもの無謀なチャレンジを成功させてきた。
音楽と人が、人と人が、
型破りでどこまでも温かいノブエさんの“ライヴ”でつながり、
弧を描き出すのだ。
「このおじさんを知ってほしい」。
撮り手である監督の素直な思いと視線は、
ノブエさんを追いながら日本の今をも気負うことなく浮き彫りにする。
そして本当のヒーローの居場所へと、観る者を導いていく。
誰もが誰かのヒーローになれたなら…。
一人のおじさんの記録は、僕らの明日を予感させる物語でもあるのだ。

≡ 本屋「文室」について ≡

文室ははりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角、
お隣は「pourquoi」(プクワ)さんです

北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります

文室上映会のスクリーンは壁です

幕間には本もお求めいただけます

当日はお飲み物のほかに
軽食やデザートなどもいくらかご用意できる予定です。
お持ち帰りもできます◎

2026-02-17

2/21(土)文室ブックナイト開催のお知らせ

またまた直前のお知らせとなりましたが、
5ヶ月ぶり、通算30回目のブックナイトです。
ご都合の合う方はぜひお待ちしています。
詳細・ご予約はこちらからどうぞ。

2026-02-17

2/12(木)
「資本主義を半分捨てる」刊行記念
青木真兵さん、光嶋裕介さんトークイベント
ありがとうございました!

青木真兵さんと光嶋裕介さんをお招きして開催した「資本主義を半分捨てる」刊行記念トークイベント、おかげさまで無事に終了しました。

平日なのでこじんまりとアットホームな感じになるかなと予想していたのですが、「椅子だけはたくさんある」と豪語していたのが最終的に足りなくなり、ピアノ椅子や小さなスツールまで全て使い果たすほど、過去最高に多くの方にお集まりいただきまして(あっ、また数字を見てしまいました)やっぱり関心の高いテーマなのだなと実感しました。

中高生向けのシリーズであるちくまプリマー新書から刊行された青木さんの最新刊は、様々なテーマについて語られている本ですが、個人的には特に「自己ニーズ」と「他者ニーズ」、そして「内面化」というキーワードに注目して読みました。

「資本主義」とタイトルに入ってはいますが、お金の話をしている本ではまったくないですし、半農半Xや投資など、資本主義社会から半歩抜け出して生きるための具体的な方法を指南する本ではありません。それらは例えば絵を描くときに最終的に使う道具の話で、その前に必要なのは、自分は“本当は”どんな絵を描きたいのかを、自分でわかるということです。

よりよく生きるための道具であったはずのものに、道具として使われるどころか部品として消費されているという倒錯。このことに気がつかないまま、むしろ自ら進んではまり込んでいってしまうことは、資本主義という大きな相手に限らず、どこにでも転がっている避けがたい罠だと感じています。スマホ然り、仕事然り、政治もまた然りです。(その奥にあるのはやっぱり資本主義だったりするんですが)

いつの間にか自分を完全に明け渡してしまわないために、どこまでなら、どうやったら守れるのか。その方法も、自分との対話を通して自分の中から見つけていくしかないのだと思います。

「半分捨てる」の「半分」も一人一人違って、リバーシブルのような「半分」もあれば、面積としての「半分」もあるでしょうし、ひとつの中の割合としての「半分」もありますね。大事なのは等分にすることではなく、もう片方を捨てないこと、両方を同時に持つということです。「資本主義を半分捨てる」=「資本主義でないものを半分捨てない」であり、資本主義を「他者ニーズ」に置き換えると、「自己ニーズ」を半分残すということ。

トークの終盤でも光嶋さんが言われたことですが、「自分の声って本当に小さい」んですよね。てっきり自分の声だと思っていたのに、誰かの拡声器になってしまっているなんていうことも。

まずは他人の息のかかっていない本当の「自己ニーズ」が聞こえるように、耳を澄ませて、整えていくところから。簡単なことではないですが、植物を育てるくらいの時間感覚で毎日自分を観察しながら、それぞれにちょうどいい半分を見つけていきましょう🌱

写真は最後まで残られた皆さんと。
想像を超えて多くのご予約をいただいて、土着仲間のterzo tempo佐野くんが急遽ドリンクをすべて担当してくれました。(多謝!!)撮影は白岩英樹先生、いつもありがとうございます!

『ぼくらの「アメリカ論」』のお三方。

使う・使われるではなく
持ちつ・持たれつの精神でいきたいですね。
この日も関わってくださったすべての皆さんに、
ありがとうございました◎

2026-01-21

2/12(木)
「資本主義を半分捨てる」刊行記念
青木真兵さん、光嶋裕介さんトークイベント

2026年、本屋「文室」最初のトークイベントは、思想家の青木真兵さんと、建築家の光嶋裕介さんをお迎えします。今回は、青木さんの新刊「資本主義を半分捨てる」(ちくまプリマー新書)の刊行記念として、本を囲みながらお話ししていきます。

2/7(土)18:00までのご予約をもちまして、事前お渡し・当日お渡しともに書籍のご予約は終了させていただきました。後日のお渡しでよろしければ引き続き承れます。
イベントのお申込とあわせて書籍のご注文も承ります。発売直後のイベントではありますが、一部事前のお渡しも可能にしていただきました(冊数に限りがありますので、お早めにご予約ください)。

資本主義を半分捨てる

著者:青木真兵
出版 :筑摩書房
価格 :990 円(税込)

「声が発されることは弱さではなく、生きる術なのだ。」

生きづらさに満ちた社会で、資本主義の価値観に縛られず多様なありかたを模索する。都市と山村を行き来して考えた、自分が心地よく生きるための方法とは。

現代に生きる私たちは、生まれた瞬間から資本主義のシステムに包まれて
数や評価から逃れられない世界に生きています。
数は、比較を可能にし、比較は、選別を可能にします。
本来は数値化できないはずのものまで数値化され、
比べられないはずのものを比較可能にし、
決して取り替えのきかないものを、交換可能なもののように錯覚させてしまう。
果たして、たったひとりの自分を置き去りにして
数えられるものの数字が増えるということは、本当に豊かなことでしょうか。

そうはいっても、すべてを手放すことはできません。
数字を増やし回し続ける都会の生活を降りた私たちも然り、
お客さんから直接受け取ったお金だけで家族3人暮らしてみようと思ったら
それはそれは大変で、結局毎日数字と睨めっこです。
続けていくために毎月たくさんのお金を動かし、
「欲しい」と思ってもらえなければ消えてしまう、
それは、自営業で小さな店を営む私たちにとって
比喩でなく、ただの現実です。

それでも、人がよりよく生きるための道具だったはずのシステムに
道具として使われ消費されないために、私たちは何を選ぶことができるのか。
きっと正解というものはなく、それぞれの実践があるだけなのだと思います。

今回は、切っても切れない資本主義との付き合い方について、
お二人とたっぷりお話ししてみたいと思います。

***

資本主義に使われず、格闘しながら社会を手づくりしている同志として、
伊東ご夫妻のことは勝手に尊敬しています。
だから何度もお邪魔しちゃうんだな〜と!
今回もよろしくお願いいたします。

--青木真兵さんより

わたしたちの日常にべっとりな資本主義は、手強い。
あまりにも強靭で、社会的な動物である人間がたどり着いた
ひとつの叡智でもある資本主義からもう逃れることは、きっとできない。
であれば、半分捨ててみようとは、なるほどと思いつつ、どうやって?
そんなことを3人で語らいたい!!

--光嶋裕介さんより

///  ゲスト  ///

青木真兵(あおき・しんぺい) 思想家

1983年生まれ、埼玉県浦和市(現さいたま市)に育つ。博士(文学)。社会福祉士。2016年より奈良県東吉野村に移住し自宅を「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」として開きながら、対話によって「はじまり」を問い直し組織の存在理由を改めて掘り起こす「考古学ラヂオ」や執筆などの活動を行っている。著書に『武器としての土着思考』(東洋経済新報社)、『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)、光嶋裕介との共著『つくる人になるために 若き建築家と思想家の往復書簡』(灯光舎)などがある。人文系私設図書館ルチャ・リブロhttps://lucha-libro.net/

光嶋裕介(こうしま・ゆうすけ) 建築家

1979年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。建築家。一級建築士。博士(建築学)。高知工科大学 特任教授。早稲田大学理工学部建築学科修了。ドイツの建築設計事務所で働いたのち2008年に帰国、独立。建築作品に内田樹氏の自宅兼道場《凱風館》、《旅人庵》、《森の生活》、《桃沢野外活動センター》など。著書に『ここちよさの建築』(NHK出版 学びのきほん)、『これからの建築―スケッチしながら考えた』『つくるをひらく』(ミシマ社)、『建築という対話 僕はこうして家をつくる』(ちくまプリマー新書)、『増補 みんなの家。―建築家一年生の初仕事と今になって思うこと』(ちくま文庫)などがある。

///  日時・ご予約  ///

開催日 2026年2月12日(木)
時間 OPEN 18:00
START 19:00
CLOSE 21:00
場所 文室 @_bunshitsu
(高知市南はりまや町1丁目10-9 1F)
参加費 2,000円
※ドリンク代別途
ご予約申込 以下フォームよりお申し込みください

2026-01-10

2/14(土)・15(日)
「エンジェル・アット・マイ・テーブル」in文室

2月のゴトゴトシネマさん企画上映会は
ニュージーランドの作家ジャネット・フレイム
の自伝を基に「ピアノレッスン」の
ジェーン・カンピオン監督が撮った名作
「エンジェル・アット・マイ・テーブル」です。
会場は文室のみ、2日間限定のの上映になります。
上映会詳細・ご予約については
ゴトゴトシネマさんのサイトからご確認ください。
▶︎ 2026年2月14日(土)、15日(日)「エンジェル・アット・マイ・テーブル」in文室

「エンジェル・アット・マイ・テーブル」

1924年にニュージーランドで生まれた
ジャネット・フレイムは、
感受性豊かな少女に成長し、
やがて詩人を夢見るようになる。

18歳になったジャネットは師範学校に
入学するが、極度の緊張から
教室を逃げ出し自殺未遂をしてしまう。

その後、統合失調症と診断され
精神科病棟へ送られ、
8年間で200回以上の電気ショック療法を
受けることに。

当時、最先端の治療法とされた
悪名高きロボトミー手術の施術が迫る中、
自らが書いた本が文学賞を受賞。
はれて退院を果たし、
作家への道が開かれていく…。

ニュージーランドが生んだ稀代の作家の
半生を振り返る壮大な物語。
彼女の人生を追体験するように、
ゆったりとお楽しみいただける名作です。

≡ 本屋「文室」について ≡

文室ははりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角、
お隣は「pourquoi」(プクワ)さんです

北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります

文室上映会のスクリーンは壁です

幕間には本もお求めいただけます

当日はお飲み物のほかに
デザートなどもいくらかご用意できる予定です。
お持ち帰りもできます◎

2026-01-10

1/25(日)
「104歳、哲代さんのひとり暮らし」in 文室

今年で10周年を迎えられる
ゴトゴトシネマさん企画の
本屋「文室」での上映会、
新年1本目は
「104歳、哲代さんのひとり暮らし」です。

上映会詳細・ご予約については
ゴトゴトシネマさんのサイトからご確認ください。
▶︎ 2026年1月25日(日)「104歳、哲代さんのひとり暮らし」in文室

「104歳、哲代さんのひとり暮らし」

広島県尾道市。自然豊かな山あいの町で100歳を超えてひとり暮らしを続けている石井哲代さん。小学校の教員として働き、退職後は民生委員として地域のために尽くしてきました。子どもはおらず、83歳で夫を見送ってからは、姪や近所の人たちと助けあい、笑いあいながら過ごしています。

いりこの味噌汁を作り、家の周りの草をとり、お茶を囲んで語り合う。時には体調を崩して病院にお世話になることもありますが、年齢を重ねてできないことが増えても、哲代さんは自分を上手に励まし、自由な心で暮らしをしなやかに変えていきます。

なんでも美味しく、誰とでも楽しく、いつだってご機嫌に。
そんな哲代さんの101歳から104歳までの日々をみつめたドキュメンタリーです。

≡ 本屋「文室」について ≡

文室ははりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角、
お隣は「pourquoi」(プクワ)さんです

北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります

文室上映会のスクリーンは壁です

幕間には本もお求めいただけます

当日はお飲み物のほかに
デザートなどもいくらかご用意できる予定です。
お持ち帰りもできます◎