2023-10-18
「山學ノオト4」を巡る雨風ブックナイト
今回はいつものブックナイト同様セルフサービスの簡単な賄い付きです。水筒等のお持ち込みもOKです。

山學ノオト4(二〇二二)
著者:青木真兵、青木海青子
装丁:武田晋一
出版 :エイチアンドエスカンパニー(H.A.B)
ISBN :978-4910882048
価格 :本体2000円(定価2200円/10%)
社会との約束の下、寝て食べて動く。
しかし、いつ約束したのだか判然としない。
奈良県東吉野村。人口一五〇〇人の村の山あいに佇む一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。自宅を開放して図書館を運営する夫婦が、仕事に、生活に、山村と街を、あるいは彼岸と此岸を往復しながら綴った日記に、エッセイや草稿「研究ノオト」を収録した、日記帳。
人の動きが少しづつ戻ってくる中で、あらためて見えてきた他者や社会とその「外側」にあるもの。内と外を行ったり来たり。ぐるぐる回りながら考えた、二〇二二年の記録。

青木真兵(あおき・しんぺい)
1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。博士(文学)。社会福祉士。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークとしている。2016年より奈良県東吉野村に移住し自宅を私設図書館として開きつつ、現在はユース世代への支援事業に従事して糊口をしのいでいる。著書に『手づくりのアジール──土着の知が生まれるところ』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)、光嶋裕介との共著『つくる人になるために 若き建築家と思想家の往復書簡』(灯光舎)などがある。
» 人文系私設図書館ルチャ・リブロ
/// 日時・ご予約 ///
開催日 | 2023年11月17日(金) |
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時間 | OPEN 18:30 START 19:00 CLOSE 21:30 |
場所 | 食事と図書 雨風食堂 | 参加費 |
2,000 円(賄いつき) +書籍代2,200円 |
ご予約申込 | 以下申込フォームよりお申し込みください |
2023-07-25
つくる人になるための雨風 BOOK NIGHT
8月の「雨風BOOK NIGHT」はお休みですが、超番外編として(!)『つくる人になるために 若き建築家と思想家の往復書簡』(灯光舎)著者の光嶋裕介さん、青木真兵さんのお二人をお招きして、雨風食堂にてトークイベントを行います。
往復書簡を振り返って、または続きのお話も聞かせていただきつつ、BOOK NIGHTらしく「話す」「聞く」だけの関係に終始することなく、ご参加の皆さんにも対話に参加していただいて、面白い夜になればと思っています。
イベントのお申込と同時に一足先に書籍のご注文も承ります。読んでから参加されたい方は事前のお渡しも可能です。当日はサイン会も予定していますので、ご購入の書籍はぜひお持ちください。
* * *

建築する日々に励みながら、旅先でのスケッチや執筆活動にも精をだす若き建築家・光嶋裕介さんと、奈良の山村に私設図書館をつくり、執筆や自主ラジオなど様々な形でメッセージを発信する若き思想家・青木真兵さんが、些細な日常の出来事や思索をつぶさにみつめて綴った往復書簡を出版します。
私たちにとって「つくる」とはなにかを問いかけ、つくる喜びについて対話を重ねながら、生き物として生きやすい社会を模索していく。
書簡をとおした対話のトピックスはまさに縦横無尽。働くことやお金のこと、ふたつの原理の往還、外と内の自然、そして建築や本の話まで広がっていきます。
ふたりの対話をじっくり観察すると、前提を問い直すこと、自ら思考し行動することは、何かを「つくる」ことへのきっかけにつながるのではないかと感じます。
互いのちょっとした違いを認め合い、相手の言葉を受け止め、内省し、さらに言葉を紡いでいく二人の姿勢は、私たちの日々の生活や思考へのささやかな刺激となり、生き物として少しでも生きやすい社会をつくるヒントになるかもしれません。

光嶋裕介(こうしまゆうすけ)
建築家・一級建築士・博士(建築学)
1979年、米ニュージャージー州生まれ。2002年 早稲田大学大学院修了。2004年〜2008年 ザウアブルッフ・ハットン・アーキテクツ(独・ベルリン)勤務。2008年 光嶋裕介建築設計事務所を開設。2021年 神戸大学特命准教授。主な作品に《凱風館(神戸、2011)》、《森の生活(長野、2018)》、《桃沢野外活動センター(静岡、2020)》など。主な著書に、『幻想都市風景』(羽鳥書店、2012年)、『増補 みんなの家』(ちくま文庫、2020年)など多数。最新刊は『ここちよさの建築』(NHK出版)
» 光嶋裕介建築設計事務所

青木真兵(あおき・しんぺい)
「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。博士(文学)。社会福祉士。
1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。社会福祉士。2016年より奈良県東吉野村に移住し、自宅を私設図書館として開いている。著書に『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)などがある。
» 人文系私設図書館ルチャ・リブロ
/// 日時・ご予約 ///
開催日 | 2023年8月22日(火) |
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時間 | 19:30〜(開場19:00) |
場所 | 食事と図書 雨風食堂 | 参加費 | 1,800円(1ドリンクつき) |
ご予約申込 |
2021-12-19
本とおやつの会
雨風食堂は、食事と図書のお店です。
夫が食事を、妻が図書を担当しています。
図書の方は、
とてもとても、ゆっくりな歩みです。
2012年のイベント出店の時から
本を売り始めて10年目になりますが、
普段は食堂の片隅に本を並べて
誰かが手に取ってくださるのを
ただただ、待っている日々です。
2020年の最後の営業日は、
初めて「本とカフェ」のみで
2時間だけ、静かにお店を開けてみました。
そして、2021年の年明けから
毎週木曜日のランチの営業後
15時〜17時は「本とカフェ」の時間として
お店を開ける事を1年間、続けてきました。
いささか偏ってはいますが、
精魂込めて読み、選んでいる本について
直接お伝えできる場がもう少しあればと
感じていた為です。
地味で、地道な試みでしたが、
振り返ってみれば今年は過去9年間で
最も多くの本をお渡しする事ができました。
指一本で翌日に自宅に本が届く今、
こんな不便な店にご注文をいただいたり
わざわざ足を運んで買ってくださることに
本当に感謝しかありません。
そんな今年の最後の一日は
来年に向けて更にもう一歩進むために
本にまつわる何かをできたらと思い、
個人的にお付き合いのある
lotusgranola、terzo tempoの
お二人のご協力のもと
ささやかな2つの会を
催してみることにしました。
穏やかに楽しい一日になればと思っています。
どうぞ、お気軽にお越しください。
○本とおやつの会[予約制]
(lotusgranola 服部麻子さんと一緒に)
雨風食堂の食事担当からは、
普段はお作りしていないお菓子を
特別にご用意させていただきます。
そして、先日出版されたばかりの
服部雄一郎さんと麻子さんのご著書
「サステイナブルに暮らしたい」が
早くも重版、おめでとうございます!
という、lotusgranolaの麻子さんに
畏れ多くもお相手していただきながら、
今年読んだ300冊以上の中から10冊を選び、
簡単にお話させていただきます。
もしよければ、
あなたの一冊もお持ちください。
今年の一冊でも、人生の一冊でも、
たまたま鞄に入っていた本でも、
なんでも大丈夫です。
絵本でも、小説でも、人文書でも。
本についてお話していただいても、
持って来ていただくだけでも、
もちろん、手ぶらでもOKです。
本が好きな方も、
これから好きになりたい方も、
今は全然読めていないという方も。
お話を聞いてみたいだけの方も、
普段お出ししていないデザートを
食べてみたいという方も。
サクサクとお話が進めば、
あとはご自由に楽しくお過ごしください。
お土産に、昔イベントで販売していた
「謎本」を一冊お渡しします。
袋に入れた文庫本(古本)を、
ヒントの一文だけを頼りに
直感で選んでいただきます。
おみくじの気分でお持ち帰りください。
日時 | 2021年12月29日(水) 13:00〜15:00 |
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場所 | 食事と図書 雨風食堂 |
会費 | 2,000円 (お茶とおやつのセット、謎本1冊つき) |
ご予約 | 088.862.3344まで お電話でご予約ください。 (受付時間:営業日の10時〜17時頃) |
○座談会インスタライブ
(lotusgranola、terzo tempoのお二人と)
lotusgranola、terzo tempoの
お二人にも本を持ってきていただいて、
それぞれの本を手がかりに、
今年を振り返りつつ、広くゆるく
お喋りする様子を配信する予定です。
日時 | 2021年12月29日(水) 16:00〜 |
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場所 | Instagram 雨風食堂アカウント @ame_kaze |