食事と図書 雨風食堂

2025-08-01

8/30(土)『トピーカ・スクール』
トークイベント開催のお知らせ

本屋「文室」での初めてのトークイベントのお知らせです。
7月28日に刊行されたばかりの『トピーカ・スクール』(ベン・ラーナー著/明庭社)の刊行を記念して、翻訳を手がけた川野太郎さん、本書が第一作目の刊行となるひとり出版社「明庭社」の家田真也さん、そして解説を執筆された白岩英樹さんをお迎えします。
誰よりも深く本書を読み込んでこられたお三方から直接お話を伺える貴重な機会です。
どうぞお見逃しなく!

トピーカ・スクール

ベン・ラーナー(著) 
川野 太郎(訳)

四六判 378ページ
価格 2,900 円+税
ISBN 978-4-9914179-0-0
Cコード C0097

「さて、これから一枚の写真を見せるので、ひとつお話を作ってもらいたい(…)この写真に写る人たちはなにを考えて、感じていると思う? まずは、なぜこのような場面に至ったのかを話してみてくれないか」

1997年、中西部カンザス州トピーカ。高校生のアダム・ゴードンは、恋人のあとを追って入り込んだ湖畔の邸宅がじつは見知らぬ他人の家だったことに気づいた。つかのま世界が組み替わり、アダムはその湖畔に立ち並ぶすべての家に同時にいる感覚に襲われる。同一性と、確からしさの崩壊。彼はすべての家にいたが、その家々の上空を漂うこともできた。

競技ディベートの名手であるアダムが、自分のスピーチのなかにみた暴力性。ともに臨床心理士のアダムの両親が紐解きはじめた、自らの記憶。母ジェーンの葛藤と彼女が闘ったトピーカの「男性たち」。父ジョナサンが心の奥底に隠した弱さ。言葉の限界にそれぞれの形で向き合う家族の語りに、アダムの同級生ダレンの声が織りこまれる。クラスにとってよそものだった彼を待つ事件。それは避けられなかったのか? そして、アダムが最後に選び取ったスピーチとは。

複数の声が時代を行き来しながら、米国の現在を照射する。『10:04』の作者が、知性と繊細さをもって共同体を描きだす、小説の新しい可能性。

///  ゲスト  ///

川野 太郎(かわの たろう)

1990年熊本生まれ。早稲田大学文学研究科修了。訳書にハワ ード・ノーマン『ノーザン・ライツ』、リディア・ミレット『子供たちの聖書』(ともに、みすず書房)、シオドア・スタージ ョン『夢みる宝石』(ちくま書房)、ハリー・パーカー『ハイ ブリッド・ヒューマンたち:人と機械の接合の前線から』(みすず書房)など。

家田 真也(いえだ まさや)

1990年愛知県生まれ。
会社員として勤めつつ、明庭社を運営。

白岩英樹(しらいわ ひでき)

1976年、福島県郡山市生まれ。高知県立大学文化学部/人間生活学研究科教授。専門はアメリカ文学、比較思想、比較芸術。早稲田大学卒業後、AP通信などの勤務を経て、大阪芸術大学大学院芸術文化研究科博士後期課程修了。博士(芸術文化学)。2020年4月より高知市に在住。著書に『講義 アメリカの思想と文学――分断を乗り越える「声」を聴く』(白水社、2023年)、共著に『ぼくらの「アメリカ論」』(夕書房、2024年)など。目下、Roman Krznaric, History for Tomorrow, WH Allen, 2024を翻訳中。

///  日時・ご予約  ///

開催日 2025年8月30日(土)
時間 OPEN 17:30
START 18:00
CLOSE 19:30
場所 文室 @_bunshitsu
(高知市南はりまや町1丁目10-9 1F)
参加費 1,500円
※1ドリンク別途
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※簡易な椅子・立ち見の可能性あり
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