2026-09-02
9/27(土)ゴトゴトシネマ上映会
「老人と海」in文室

夏を挟んでちょうど3ヶ月振りの
9月のゴトゴトシネマさん上映会は
晩夏にぴったりの名作ドキュメンタリー
「老人と海」です。
ヘミングウェイの小説の
「老人と海」も大好きなのですが

今回はそちらではなく、
一人小さな舟で巨大カジキを釣りに出る
沖縄県与那国島の小さなおじいが主役です。
ヘミングウェイの老人と違って
ハードボイルドとは程遠く、
体も声も小さい、控えめで柔和なおじいが
一人分の小さな舟に
すっと背筋を伸ばして座り、
静かに海に出ていく姿は
まるで小さな侍のよう。
そして、毎日海に出るおじいの帰りを
神に祈り、静かに待つおばあ。
陸に戻ったおじいにぴったり寄り添って
言葉なく歩く姿が印象的でした。
繰り返されるふたりの静かな毎日と
ハーリー祭の熱気、
小さな舟に、体一つで出ていくおじいと
あまりに大きな海とカジキ。
そのコントラストに圧倒されながら、
ふたりと一緒に海を見て
「待つ」映画でもありました。
最後の小さな寿ぎの瞬間は
大切に胸にしまっておいて
何度も見たくなるような
こころに残るシーンです。
8月の上映を見逃した方は、
ぜひ文室で、お待ちしています。
「老人と海」
上映会詳細・ご予約については
ゴトゴトシネマさんのサイトからどうぞ。
▶︎ 2026年9月27日(日)「老人と海」in文室


≡ 本屋「文室」について ≡
文室ははりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角、
お隣は「pourquoi」(プクワ)さんです
北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります



文室上映会のスクリーンは壁です

幕間には本もお求めいただけます

当日はお飲み物のほかに
デザートなどもいくらかご用意できる予定です。
お持ち帰りもできます◎
2026-08-18
9/12(土)〜12/12(土)|全4回
「文室写真部」開催のお知らせ

8月に終了した日記部につづいて、
9月から、文室の写真部を始めます。
日記部と同じく、
技術の向上を目指すものではありません。
それぞれの生活の中で撮り溜めた写真を
月に一度、持ち寄って眺め、
写真と対話を通して
自分の感覚を確かめたり
変化に気づいていくための活動です。

デジタルカメラやスマートフォンが普及して
私たちにとって写真を撮ることは
以前とは比べ物にならないくらい
身近で手軽な行為になりました。
同時に、インターネットやSNSを通じて
撮った写真をその日のうちに
たくさんの人に見てもらうことも
誰でも簡単にできる時代です。
文室写真部では、
あえて、その早さ、便利さとは距離を置いて
本来、写真を撮ることと見ることの間にあった
「時差」を大切にしたいと思います。
きれいに、上手く撮ること
人に褒められるような写真であること
そんな価値基準はきれいさっぱり忘れて
自分だけの人生で、自分が目撃したもの
その痕跡を辿ってみる試みです。
誰かに見せるために撮るのも良いですが、
まずは、自分は何を見ているのか、
どんな時に心が動くのか。
そんなことを、ゆっくりと確かめていく
3ヶ月間にできたらと思っています。

*
写真部の3ヶ月間を伴走してくださるのは
杉本 春奈さんです。
長く写真をライフワークにされている春奈さんですが、
この会では技術的な指導やアドバイスは行わず
参加者の方と同じように過ごしていただきます。

杉本 春奈
高知県で生まれ育ち、
自然や日常の風景などから感じる
美しさを撮り続けています。
子どもの頃に祖父のフィルムカメラで撮った桜。
できあがった1枚の写真の美しさに感動した体験が、
私の原点です。
Sugimoto Haruna
/// 活動内容 ///
それぞれ日常の中で撮り溜めて、
月に一度、プリントして持ち寄ります。
カメラはデジタル、フィルム、
スマホなど、なんでも大丈夫です。
各回では、お互いの写真を見ながら
気づきや変化について対話を重ねます。
最後に、3ヶ月のまとめとして
てのひらサイズの小さな折り本をつくります。

春奈さん試作の折り本は文室で展示中です
/// 概要 ///
| 日時 | 2026年9月12日(土)〜 毎月第2土曜日/全4回 (9/12、10/10、11/14、12/12) 10:00〜12:00 |
|---|---|
| 場所 | 文室 @_bunshitsu (高知市南はりまや町1-10-9 1F) |
| 参加費 | 通し参加(全4回)6,000円 途中参加 2,000円×残回数 ※1ドリンク別途 ※全4回の通し参加を前提としています (途中参加は定員に空きがある場合のみ) ※お支払いは初回に現金で一括となります ※ご都合による欠席の場合も返金は行いません |
| 参加申込 | 定員に達したため募集は終了しました |
2026-08-16
11/28(土) TANQUA WATER
「T.Q.W」リリースtour 高知公演
昨年6月、文室で素晴らしいライブをしてくださった蔡忠浩さんが、新しいバンドTANQUA WATER(タンカウォーター)の1stアルバム『T.Q.W』を携えて、また文室に来てくださることになりました!さらに今回はオープニングゲストとして、今年5月にも文室で歌ってくださったかみぬまゆうたろうさんもお迎えします。小さな文室のお席には限りがありますので、ご予約はお早めに!
≡ TANQUA WATER ≡
bonobos解散後に結成された全く新しいバンドTANQUA WATER。
R&B、ジャズ、ネオソウルを基調とした後期bonobosと地続きとも言えるサウンド。
バンド名はbonobos最後のシングル「永久彗星短歌水」から。
http://saichung-ho.com
■「T.Q.W(ティー・キュー・ダブリュー)」
※配信およびCDライブ会場限定販売

収録曲
1.TANQUA WATER
2.Blue
3.Nu Visions
4.L아이F
5.遺伝子
6.君のことがみんな大好きさ※リードトラック
7.Go Metro, baby
≡ ご予約 ≡
| 日時 | 2026年11月28日(土) 開場 / 18:00 開演 / 19:00 |
|---|---|
| 出演 | 蔡忠浩 かみぬまゆうたろう (オープニングゲスト) |
| 会場 | 文室 @bunshitsu (高知市南はりまや町1丁目10-9 1F) |
| 料金 | 前売 5,000円 中学生以下 2,000円 ※3歳以下無料 (ドリンク代別途) |
| ご予約 |
※定員を超えた場合は、立ち見でのご案内となります。
※開場時間前の会場へのご入場はご遠慮ください。
※駐車場はありません。近くのコインパーキングにお願いします。
※代金は当日受付でお支払いください。(お支払い方法は現金のみです)
≡ 本屋「文室」について ≡
はりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角
お隣は「pourquoi」(プクワ)さん、
北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります
2026-07-29
7/30(木)文室ブックナイト開催のお知らせ
photo:kettle_photo
急なお知らせになりますが、
7/30(木)の夜、文室にて
ブックナイトを開催することになりました。
文室は一室しか冷房がないため
今回は10人以下の少人数での開催となり
先着順で受付終了になります。
約半年振りのブックナイト、
ご都合の合う方はぜひ、お待ちしております。
詳細・ご予約はこちらからどうぞ。
文室ブックナイト
2026-06-24
7/25 青木海青子さん・青木真兵さん
『図書館、山へ分け入る』
刊行記念トークイベント
「魔法を手放す」
2024年の「不完全な司書」刊行記念イベント以来2年振りに、奈良県東吉野村の「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」から、司書の青木海青子さんをお迎えします。前回は雨風食堂での開催でしたが、今回は文室で。海青子さんの新刊「図書館、山へ分け入る」(晶文社)の刊行記念として、ともにルチャ・リブロを営む青木真兵さんと一緒に、本を囲みながらお話ししたいと思います。
また、ルチャ・リブロ開館10周年を記念して、イベント当日の7/25(土)〜8/16(日)までの間、文室にて海青子さんによる原画展「ミニルチャ・リブロ展」を開催します!『図書館、山へ分け入る』と青木真兵さんの書籍『資本主義を半分捨てる』(ちくまプリマー新書)の挿画を中心に、先日お話ししたときに話題に出た「ためらい線」の言葉をヒントに、小さな落書きや、ためらい線ばかりの紙片たちもお持ちくださるそうです。こちらもお楽しみに。
イベントのお申込とあわせて書籍のご注文も承ります。まとめて発注を行いますので、書籍をご注文の場合、7月1日までにお申し込みください。書籍入荷済みです◎冊数に限りがありますのでお早めにお申し込みください。ご予約のタイミングによってはイベント終了後のお渡しになります。
図書館、山へ分け入る
著者:青木海青子
出版 :晶文社
価格 :1,980円(税込)
哲学は新しい文体を探してきた。青木海青子さんはきわめて論じにくい哲学的主題を軽やかに深くかつ正直にたどることで新しい文体を創出した。
──内田樹(凱風館館長)
暗がりをひとり歩いてきた人の言葉は、私たちの足元も照らしてくれる。
──牟田都子(校正者)
好評の『不完全な司書』に続く、山奥にたたずむ図書館の司書エッセイ。
奈良県東吉野村に借りた古民家の自宅を「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」として開いて10年。この図書館を運営してきた司書が綴るエッセイ集。本という窓をとおして世界を見てきた著者が、「まどのそとのそのまたむこう」へ歩み始めた。
「山へ分け入る」とは、いまの社会的趨勢への抵抗の意。図書館は自由を守る砦となりうるという確信とともに、主宰する「生きるためのファンタジーの会」「戦争と社会を考える会」の活動、日々の図書館の出来事、障害当事者として感じる社会への違和感などが綴られる。
『バスラの図書館員』はじめ、収蔵する図書の読書案内にもなる、本の山へ分け入る旅の物語。
今回のトークのタイトル『魔法を手放す』は、
海青子さんと真兵さんと「言葉」についてあれこれお話ししていた時に
ふと、海青子さんが口にされた言葉です。
実は私も、言葉を「人間にだけ効く魔法」と表現する時があります。
あるときは薬草のように、あるときは呪いのように。
ただの音節や文字の連なりが特定の順序で並べられるとき、
人の心に作用して、状態を変えてしまったりするもの。
不思議で、ときに厄介な力を持っているのが言葉です。
受け手ばかりでなく、言葉を放つ本人でさえも
その魔力から完全に自由になるのは難しく、
眼鏡をはずすように、そんな魔法から遠く遠く
はなれて過ごしたくなる日もあります。
それでも、深い思考の山に分け入るとき
体のつぎに頼りになるのは、やっぱり言葉です。
たくさんの本とともに山に分け入った海青子さんが
10年の間、ルチャ・リブロの床を拭き上げ、火を灯し、
窓を内から外に開けながら、言葉を綴ってこられた先に、
「図書館、山へ分け入る」があります。
この日はあらためて言葉の力も少し借りながら
ためらい線をたくさん引きつつ
その時限りのお話をご一緒できたらと思っています。
***
文室のあゆこさんとお話しした時に、「言葉はただちょっと何かを引っ掛けたい時のフックで、常に暫定だ」という一言が出てきて、ハッとしました。私も今は、言葉はフックのようであり、ハーケンのようであり、色んなとっかかりがある内のただの一形態だと感じています。そんなことを感じながらも、やはり言葉を使いながら、そんなおしゃべりも出来たらと思います。
--青木海青子さんより
僕の方が外に出てお話しする機会が多いので勘違いされがちですが、ルチャ・リブロの「本体」は妻の青木海青子です。そういう意味でも、『図書館、山へ分け入る』はルチャ・リブロ十年の歩みとこれからがしっかり書かれた本です。お伝えしたいことはたくさんありますが、それはまたトークイベントで!
--青木真兵さんより
/// プロフィール ///

青木海青子(あおきみあこ)
人文系私設図書館ルチャ・リブロ司書。1985年、兵庫県生まれ。約6年の大学図書館勤務を経て、夫・真兵とともに奈良県東吉野村にルチャ・リブ口を開設。青木真兵との共著に『彼岸の図書館一ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)、単著に『本が語ること、語らせること』(夕書房)、『不完全な司書』(晶文社)、『図書館、山へ分け入る』がある。

青木真兵(あおき・しんぺい) 思想家
1983年生まれ、埼玉県浦和市(現さいたま市)に育つ。博士(文学)。社会福祉士。2016年より奈良県東吉野村に移住し自宅を「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」として開きながら、対話によって組織の存在理由を改めて掘り起こす「考古学ラヂオ」や執筆などの活動を行っている。著書に『資本主義を半分捨てる』(ちくまプリマー新書)、 『武器としての土着思考』(東洋経済新報社)、『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)などがある。
/// 日時・ご予約 ///
| 開催日 | 2026年7月25日(土) |
|---|---|
| 時間 | 開場 18:00 開始 19:00 終了 21:00 |
| 場所 | 文室 @_bunshitsu (高知市南はりまや町1丁目10-9 1F) |
| 参加費 | 2,000円 ※ドリンク代別途 |
| ご予約 |
2026-06-23
6/23(土)ゴトゴトシネマ上映会
「パシフィック・マザー」in文室
6月のゴトゴトシネマさん上映会は
「パシフィック・マザー」です。
日本の梅雨明けはもうちょっと先みたいですが、
ひと足先に夏を感じる作品です。
まずは予告編と、
ゴトゴトシネマさんからのご紹介をどうぞ!
「パシフィック・マザー」
沖縄、ハワイ、タヒチ、クック諸島、
ニュージーランドなど海とともに生きる
女性たちの出産の物語を通して、
人と自然、そしてコミュニティの
つながりについて問いかける
珠玉のドキュメンタリー映画です。
フリーダイバーの福本幸子さんが、
第一子の出産の時知った
我が国での様々な制約に疑問を抱き、
パートナーと一緒に世界の妊婦さんを取材。
その多種多様な出産スタイルを紹介します。
出産という、未来へ命を紡ぐ奇跡であり、
何億年もの間変わることなく続いてきた
生命の営みを通し、家族関係、
レジリエンス(困難を乗り越えて回復する力)、
そして人と自然の相互関係を深く探る一作。
2023年Doc Edgeフェスティバルでは、
最優秀映画賞、最優秀監督賞、
最優秀撮影賞、最優秀編集賞など
複数の賞を受賞しています。
日本では病院以外での出産が1%程度
しかないと言われる中、助産院で出産を
行ったゴトゴトシネマファミリーとしても
興味深い内容の素敵な作品でした。
美しい海の景色にも心癒される映画です。
また、各回上映後に香南市の助産院
「ゆいま~る」の代表・
髙嶋愛希さんにアフタートークを
行っていただきます。
本作品の自主上映事務局も担当されている
髙嶋さんからは、映画製作陣の想いや、
助産院の現状、これから、などについて
お話いただく予定です。
ご期待ください!
(ゴトゴトシネマさんサイトより)
*
出産体験について私個人の話をすると…
ある日、通っていたクリニックから救急搬送され
そのまま一度も家に帰ることができず
2ヶ月半の間24時間点滴での寝たきり入院の末、
予定日の二週間前に帝王切開での出産。
産後は右も左も分からないまま
初日から病室で母子二人きりで
眠れない夜を過ごすという
こちらの映画に出てくる女性達とは
あまりにも程遠いものでした。
その当時の実感としては
私の体は本来子どもをお腹の中で大きくする為の装置で
私の意識はその役目を果たすまでの間
肉体を預らせてもらってただけなのだな、
私の体は私のためのものではなかったのか…と、
ほんとうに思っていました。
ずっと自分の操縦席に乗っていたのに
急に自動操縦に切り替わった感じ。
妊娠という体験自体がそのようなもので
緊急入院以降はもう、
ベルトコンベアに乗せられたような感じでした。
(でも病院のみなさんには感謝しています)
なので、ただただ自然出産礼賛な映画なら、
ちょっとしんどいかもなぁと思ったのが、
実は見る前の正直な気持ちでした。
でも、この映画には
伝統的な出産のあり方だけでなく、
病院出産や帝王切開を経験した人々の声も
ちゃんと登場します。
どこで、どんな方法で産むかということ以上に、
命懸けの出産に臨む不安でいっぱいの妊婦さんたちが
当たり前に一人ひとりきちんと説明を受け、
自分自身で選択し、その選択が尊重されること。
それで初めて「安心・安全」を
感じることができるのだと思います。
そして、そのために必要なのは
パートナーや携わるすべての人たちとの
十分な対話や信頼関係といった
とてもシンプルで普遍的なことなんですよね。
それは出産に限らず、子育てでもそうですし、
もしかしたら病を患ったり、
老いた家族との関係であったり、
あらゆる人間関係に通じることですが、
特定の状況下においては
ついつい無視してしまったり
流されてしまうこともあって。
もう出産することはない私ですが、
人との関わりはこれからもずっと続いていくので、
そんなことをあらためて
考えさせられる映画でもありました。
*
上映会詳細・ご予約については
ゴトゴトシネマさんのサイトからご確認ください。
▶︎ 2026年6月27日(土)「パシフィック・マザー」in文室
≡ 本屋「文室」について ≡
文室ははりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角、
お隣は「pourquoi」(プクワ)さんです
北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります



文室上映会のスクリーンは壁です

幕間には本もお求めいただけます

当日はお飲み物のほかに
デザートなどもいくらかご用意できる予定です。
お持ち帰りもできます◎





