食事と図書 雨風食堂

2026-06-23

6/23(土)ゴトゴトシネマ上映会
「パシフィック・マザー」in文室

6月のゴトゴトシネマさん上映会は
「パシフィック・マザー」です。
日本の梅雨明けはもうちょっと先みたいですが、
ひと足先に夏を感じる作品です。
まずは予告編と、
ゴトゴトシネマさんからのご紹介をどうぞ!

「パシフィック・マザー」

沖縄、ハワイ、タヒチ、クック諸島、
ニュージーランドなど海とともに生きる
女性たちの出産の物語を通して、
人と自然、そしてコミュニティの
つながりについて問いかける
珠玉のドキュメンタリー映画です。

フリーダイバーの福本幸子さんが、
第一子の出産の時知った
我が国での様々な制約に疑問を抱き、
パートナーと一緒に世界の妊婦さんを取材。
その多種多様な出産スタイルを紹介します。

出産という、未来へ命を紡ぐ奇跡であり、
何億年もの間変わることなく続いてきた
生命の営みを通し、家族関係、
レジリエンス(困難を乗り越えて回復する力)、
そして人と自然の相互関係を深く探る一作。

2023年Doc Edgeフェスティバルでは、
最優秀映画賞、最優秀監督賞、
最優秀撮影賞、最優秀編集賞など
複数の賞を受賞しています。

日本では病院以外での出産が1%程度
しかないと言われる中、助産院で出産を
行ったゴトゴトシネマファミリーとしても
興味深い内容の素敵な作品でした。
美しい海の景色にも心癒される映画です。

また、各回上映後に香南市の助産院
「ゆいま~る」の代表・
髙嶋愛希さんにアフタートークを
行っていただきます。

本作品の自主上映事務局も担当されている
髙嶋さんからは、映画製作陣の想いや、
助産院の現状、これから、などについて
お話いただく予定です。
ご期待ください!

(ゴトゴトシネマさんサイトより)

出産体験について私個人の話をすると…

ある日、通っていたクリニックから救急搬送され
そのまま一度も家に帰ることができず
2ヶ月半の間24時間点滴での寝たきり入院の末、
予定日の二週間前に帝王切開での出産。
産後は右も左も分からないまま
初日から病室で母子二人きりで
眠れない夜を過ごすという
こちらの映画に出てくる女性達とは
あまりにも程遠いものでした。

その当時の実感としては
私の体は本来子どもをお腹の中で大きくする為の装置で
私の意識はその役目を果たすまでの間
肉体を預らせてもらってただけなのだな、
私の体は私のためのものではなかったのか…と、
ほんとうに思っていました。

ずっと自分の操縦席に乗っていたのに
急に自動操縦に切り替わった感じ。
妊娠という体験自体がそのようなもので
緊急入院以降はもう、
ベルトコンベアに乗せられたような感じでした。
(でも病院のみなさんには感謝しています)

なので、ただただ自然出産礼賛な映画なら、
ちょっとしんどいかもなぁと思ったのが、
実は見る前の正直な気持ちでした。

でも、この映画には
伝統的な出産のあり方だけでなく、
病院出産や帝王切開を経験した人々の声も
ちゃんと登場します。

どこで、どんな方法で産むかということ以上に、
命懸けの出産に臨む不安でいっぱいの妊婦さんたちが
当たり前に一人ひとりきちんと説明を受け、
自分自身で選択し、その選択が尊重されること。
それで初めて「安心・安全」を
感じることができるのだと思います。

そして、そのために必要なのは
パートナーや携わるすべての人たちとの
十分な対話や信頼関係といった
とてもシンプルで普遍的なことなんですよね。

それは出産に限らず、子育てでもそうですし、
もしかしたら病を患ったり、
老いた家族との関係であったり、
あらゆる人間関係に通じることですが、
特定の状況下においては
ついつい無視してしまったり
流されてしまうこともあって。

もう出産することはない私ですが、
人との関わりはこれからもずっと続いていくので、
そんなことをあらためて
考えさせられる映画でもありました。

上映会詳細・ご予約については
ゴトゴトシネマさんのサイトからご確認ください。
▶︎ 2026年6月27日(土)「パシフィック・マザー」in文室

≡ 本屋「文室」について ≡

文室ははりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角、
お隣は「pourquoi」(プクワ)さんです

北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります

文室上映会のスクリーンは壁です

幕間には本もお求めいただけます

当日はお飲み物のほかに
デザートなどもいくらかご用意できる予定です。
お持ち帰りもできます◎

2026-04-30

5/30(土)ゴトゴトシネマ上映会
「水になった村」in文室

5月のゴトゴトシネマさん上映会は
「水になった村」です。

ゴトゴトシネマの前田さんが、
人生の価値観が変わったと言っても過言ではない
とまで語られるドキュメンタリー作品。
私も上映に先駆けて拝見しました。

カメラは、日本一大きなダムの建設予定地となり
地図から消えた村を15年間に渡って記録しています。

場所によってはガスも電気も水道もない中
山や川で食料を採り、火を起こし、
笑って暮らすお爺ちゃんお婆ちゃんたち。

ほったて小屋を建て、五右衛門風呂をつくり、
湧き水を入れて火を起こし、お湯に浸かって
「幸せ」と繰り返すお婆ちゃんの満面の笑み。

山や川の恵みをたっぷりいただき
到底食べきれない量の保存食を
今年もせっせと漬けるお婆ちゃん。

とにかく食べもののシーンが多く
見ているだけでお腹がいっぱいになります。

笑い声が絶えず、
社会問題としてダムを扱った
重たいドキュメンタリー作品とは
随分と雰囲気が違います。

それでも、
どれほど多くの生きる為の知恵と術を
私たちが失ってしまったのかを
思い知らされる作品でもあります。

たった20〜30年前のことなのに
100年前の人々の暮らしを見ているような、
生きる知恵と力という観点において
とても大きなギャップがありました。

映画の中のお爺ちゃんお婆ちゃんたちの
ライフラインは、山でした。
もし、今、大きなことが起きたとしても
あのお爺ちゃんたちなら生きていけるでしょう。
あの山さえあれば。

私たちは?

色々な危機の迫るこの今だからこそ、
ぜひ一度、観ていただきたい作品です。
 

「水になった村」

時は90年代、ダム建設のために
立ち退かざるをえなくなった
岐阜県徳山村の人達を追った作品。

なんと山を愛する住民たちは
廃村が決まり移転した後も、
ギリギリまで山の生活を続けたいと村に戻り、
薪や食料など山の恵みを利用して
朗らかに自給自足の生活を続けていたのです。

大西暢夫監督が東京から10時間かけて
バイクで通い、共に食べ、飲み、
山の暮らしを教わり、楽しく交流を続けた
15年間の記録。そして残酷にも
ついに取り壊される家…。

まごうことなき傑作です。
お見逃しなく!

(ゴトゴトシネマさんサイトより)

上映会詳細・ご予約については
ゴトゴトシネマさんのサイトからご確認ください。
▶︎ 2026年5月30日(土)「水になった村」in文室

≡ 本屋「文室」について ≡

文室ははりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角、
お隣は「pourquoi」(プクワ)さんです

北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります

文室上映会のスクリーンは壁です

幕間には本もお求めいただけます

当日はお飲み物のほかに
軽食やデザートなどもいくらかご用意できる予定です。
お持ち帰りもできます◎

2026-03-28

4/18(土)ゴトゴトシネマ上映会
「スーパーローカルヒーロー」in文室

4月のゴトゴトシネマさん上映会は
「スーパーローカルヒーロー」リバイバル上映です!

ひと足先に見させていただいたのですが、
ノブエさんとゴトゴトシネマ前田さんが
少しだけ重なって見えるのは私だけでしょうか。

事前情報から抱いていたイメージを裏切って
控えめで、不器用なノブエさんと、
その周りの人たちを見守りながら
猪瀬浩平さんの著書「ボランティアってなんだっけ?」
中に書かれていた猪瀬さんのボランティアの定義、
「頼りない一人がおずおずと始めてしまったことを
周りが受け止め、彼だけでなくその周りにいる人たちの声や、
自分自身の内なる声に耳を傾けるなかで始まる」
という一節を思い出していました。

個人的には、EGO-WRAPPINのライブのシーン、
バリケードになるノブエさんの
エピソードとお顔が優勝でした◎

上映会詳細・ご予約については
ゴトゴトシネマさんのサイトからご確認ください。
▶︎ 2026年4月18日(土)「スーパーローカルヒーロー」in文室

「スーパーローカルヒーロー」

あるライヴ映像から、この映画は始まる。
ステージ上のミュージシャンが感謝の言葉とともに呼びかける、
その名は「ノブエさん」。
「ノブエさん」は「おじさん」である。
西日本の小さな街広島県尾道市で、
風変わりなCDショップ「れいこう堂」を営んでいる。
多くのインディーズミュージシャンのライヴを身銭を切ってし続けた、情熱の人。
ノブエさんとれいこう堂に訪れた危機は、ミュージシャン達を突き動かす。
インタビューと残されていた貴重な映像が、
その時の空気を呼び起こしていく。
そして復活。
「動かなければ何も伝わらない」「一人でもやる」。
感じたら、とにかく行動するのだ。
店はほったらかしで西へ東へ。
子ども達のため、音楽のため、目の前の大切なコトのために。
走り回るノブエさんを気遣い、感化され、それぞれがまた彼の支えになる。
その小さな力の集まりが、いくつもの無謀なチャレンジを成功させてきた。
音楽と人が、人と人が、
型破りでどこまでも温かいノブエさんの“ライヴ”でつながり、
弧を描き出すのだ。
「このおじさんを知ってほしい」。
撮り手である監督の素直な思いと視線は、
ノブエさんを追いながら日本の今をも気負うことなく浮き彫りにする。
そして本当のヒーローの居場所へと、観る者を導いていく。
誰もが誰かのヒーローになれたなら…。
一人のおじさんの記録は、僕らの明日を予感させる物語でもあるのだ。

≡ 本屋「文室」について ≡

文室ははりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角、
お隣は「pourquoi」(プクワ)さんです

北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります

文室上映会のスクリーンは壁です

幕間には本もお求めいただけます

当日はお飲み物のほかに
軽食やデザートなどもいくらかご用意できる予定です。
お持ち帰りもできます◎

2026-01-10

2/14(土)・15(日)
「エンジェル・アット・マイ・テーブル」in文室

2月のゴトゴトシネマさん企画上映会は
ニュージーランドの作家ジャネット・フレイム
の自伝を基に「ピアノレッスン」の
ジェーン・カンピオン監督が撮った名作
「エンジェル・アット・マイ・テーブル」です。
会場は文室のみ、2日間限定のの上映になります。
上映会詳細・ご予約については
ゴトゴトシネマさんのサイトからご確認ください。
▶︎ 2026年2月14日(土)、15日(日)「エンジェル・アット・マイ・テーブル」in文室

「エンジェル・アット・マイ・テーブル」

1924年にニュージーランドで生まれた
ジャネット・フレイムは、
感受性豊かな少女に成長し、
やがて詩人を夢見るようになる。

18歳になったジャネットは師範学校に
入学するが、極度の緊張から
教室を逃げ出し自殺未遂をしてしまう。

その後、統合失調症と診断され
精神科病棟へ送られ、
8年間で200回以上の電気ショック療法を
受けることに。

当時、最先端の治療法とされた
悪名高きロボトミー手術の施術が迫る中、
自らが書いた本が文学賞を受賞。
はれて退院を果たし、
作家への道が開かれていく…。

ニュージーランドが生んだ稀代の作家の
半生を振り返る壮大な物語。
彼女の人生を追体験するように、
ゆったりとお楽しみいただける名作です。

≡ 本屋「文室」について ≡

文室ははりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角、
お隣は「pourquoi」(プクワ)さんです

北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります

文室上映会のスクリーンは壁です

幕間には本もお求めいただけます

当日はお飲み物のほかに
デザートなどもいくらかご用意できる予定です。
お持ち帰りもできます◎

2026-01-10

1/25(日)
「104歳、哲代さんのひとり暮らし」in 文室

今年で10周年を迎えられる
ゴトゴトシネマさん企画の
本屋「文室」での上映会、
新年1本目は
「104歳、哲代さんのひとり暮らし」です。

上映会詳細・ご予約については
ゴトゴトシネマさんのサイトからご確認ください。
▶︎ 2026年1月25日(日)「104歳、哲代さんのひとり暮らし」in文室

「104歳、哲代さんのひとり暮らし」

広島県尾道市。自然豊かな山あいの町で100歳を超えてひとり暮らしを続けている石井哲代さん。小学校の教員として働き、退職後は民生委員として地域のために尽くしてきました。子どもはおらず、83歳で夫を見送ってからは、姪や近所の人たちと助けあい、笑いあいながら過ごしています。

いりこの味噌汁を作り、家の周りの草をとり、お茶を囲んで語り合う。時には体調を崩して病院にお世話になることもありますが、年齢を重ねてできないことが増えても、哲代さんは自分を上手に励まし、自由な心で暮らしをしなやかに変えていきます。

なんでも美味しく、誰とでも楽しく、いつだってご機嫌に。
そんな哲代さんの101歳から104歳までの日々をみつめたドキュメンタリーです。

≡ 本屋「文室」について ≡

文室ははりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角、
お隣は「pourquoi」(プクワ)さんです

北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります

文室上映会のスクリーンは壁です

幕間には本もお求めいただけます

当日はお飲み物のほかに
デザートなどもいくらかご用意できる予定です。
お持ち帰りもできます◎

2025-12-10

12/28(日)「名付けようのない踊り」in 文室

ゴトゴトシネマさん企画
本屋「文室」での上映会第3弾は
田中泯さんのドキュメンタリー
「名付けようのない踊り」です。

上映会詳細・ご予約については
ゴトゴトシネマさんのサイトからご確認ください。
▶︎ 2025年12月28日(日)「名付けようのない踊り」in文室

「名付けようのない踊り」

なぜ今、彼に惹かれるのか。
田中泯が、76年の生涯をかけ探し続ける踊りとは…
見るものの五感を研ぎ澄ます、120分の旅にでる

≡ 本屋「文室」について ≡

文室ははりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角、
お隣は「pourquoi」(プクワ)さんです

北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります

文室上映会のスクリーンは壁です

幕間には本もお求めいただけます

当日はお飲み物のほかに
デザートなどもいくらかご用意できる予定です。
お持ち帰りもできます◎