2024-10-07
ブックナイトVol.25ありがとうございました
9/28(土)雨風ブックナイトVol.25に
ご参加いただいたみなさま
この日もありがとうございました。
7月以来久しぶりに
みんなで賄いを食べたブックナイトでした。
賄いタイム、デザートタイムの
参加者さん同士の会話も
あちらこちらで盛り上がっていまして
会話を中断して本編に入るのが
申し訳ないほどでした。
∴
いつも思うのですが
人の本棚を見るのって
どうしてあんなに楽しいのでしょうね。
ブックナイトの時は
みんなで自由に手に取れるように
それぞれが持ち寄った本を
テーブルに広げていくのですが、
この日も壮観でした。
小説に人文書に実用書
画集やZINEや
映画のパンフレットまで。
一夜だけ現れる特別な本棚として
テーブルの上を眺めるのが
毎回の楽しみです。
テーブルを眺めながら
この本棚は自分では作れないな
とつくづく思うのです。
∴
この日は始まりが少し
ゆっくりになってしまったことも影響してか
(すみません、対策を練ります)
皆さんの自己紹介と本紹介の後は
賑やかなデザートタイムを経て
早めに帰られる方がちらほらいらっしゃり
みんなで一つのテーマでの対話は
最後まで残られた数名で
ということになりましたが、
「地に足がつく」
という表現について
いつしか意味が反転してしまっているような…
という話から
ここからが思いの外深まりました。
この時間に紹介した本がありましたので
次回のブックナイトで
改めてご紹介させていただきます。
(入荷予定です)
・・・
次回雨風ブックナイトvol.26の開催は
11月9日(土)の予定です。
10月は通常のブックナイトはありませんが
10月13日(日)はトークイベント
“『ぼくらの「アメリカ論」』をめぐって”
を開催します。
日曜の夜ですが、3連休の中日です。
引き続き、ご予約お待ちしております◎
2024-09-18
10/13(日)『ぼくらの「アメリカ論」』をめぐって
『ぼくらの「アメリカ論」』(夕書房)刊行記念として、著者の青木真兵さん、光嶋裕介さん、白岩英樹さんをお招きして、雨風食堂にてトークイベントを行います。なんとこの日、書店に並ぶ前の出来立てほやほやの本と一緒に、夕書房の高松夕佳さんにもお越しいただけることになりました!高知に皆さん勢揃いされてのお話、なかなか無い機会かと思います。どうぞお見逃しなく!
ぼくらの「アメリカ論」
青木真兵 光嶋裕介 白岩英樹=著
川名潤=装幀・組版
本体2000円+税
四六判/並製/280頁
978-4-909179-11-1 C0036
ぼくらのどこかに、いつも「アメリカ」がある。
思想家、建築家、文学者。東吉野、神戸、高知--
専門も居住地も違う3人が、互いの言葉に刺激されながら
「アメリカ」「日本」、そして自らを見つめる、対話型リレーエッセイ。
分断が進み、ますます混沌とする世界情勢。
11月のアメリカ大統領選が話題となる一方、「アメリカ」をどう捉えたらいいのかわからない状況が続いています。
危機感を抱いた青木真兵さん(人文系私設図書館ルチャ・リブロキュレーター)の呼びかけに、米国で生まれ育った建築家の光嶋裕介さん、米文学を研究する白岩英樹さんが賛同。
2023年10月、それぞれが自らの中の「アメリカ」を問い直すリレーエッセイが始まりました。
「生き直し」の先駆者、公平性にもとづく自由な社会、ヨーロッパの支流としての新しい国……3人が抱くアメリカのイメージは、対話を重ねるほどに深化し、ぶつかり、離れたかと思うとまた1つになっていきます。
読むうちに、「自分にとってのアメリカ」がやさしく揺さぶられ、世界を見る目が更新される--今このときに多くの人に届けたい、真摯で率直な全18回の対話集です。
ぼくたちの「未来を見る目」には、「アメリカ的なるもの」が標準装備されているのに、今、自分の中の「アメリカ」と現実の「アメリカ」は、あまりにかけ離れている。--青木真兵
世界は今、空間的にも、時間的にも、引き裂かれている。2つの言語(自我)を往来しながら、跳躍を重ねる対話をしてみたい。--光嶋裕介
なぜいまさらアメリカなのか。それは、彼の地がいまなお「未完」の革命を繰り返す「生き直し・再生」の場であり続けているからである。--白岩英樹
/// ゲスト ///
青木真兵(あおき・しんぺい)
1983年生まれ、埼玉県浦和市(現さいたま市)に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。博士(文学)。社会福祉士。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークとしている。2016年より奈良県東吉野村で自宅を私設図書館として開きつつ、執筆活動などを行っている。著書に『武器としての土着思考 僕たちが「資本の原理」から逃れて「移住との格闘」に希望を見出した理由』(東洋経済新報社)、『手づくりのアジール─土着の知が生まれるところ』(晶文社)、妻・青木海青子との共著に『彼岸の図書館─ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)、光嶋裕介との共著に『つくる人になるために 若き建築家と思想家の往復書簡』(灯光舎)がある。
光嶋裕介(こうしま・ゆうすけ)
1979年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。建築家。一級建築士。博士(建築学)。早稲田大学理工学部建築学科修了。ドイツの建築設計事務所で働いたのち2008年に帰国、独立。建築作品に内田樹氏の自宅兼道場《凱風館》、《旅人庵》、《森の生活》、《桃沢野外活動センター》など。著書に『ここちよさの建築』(NHK出版 学びのきほん)、『これからの建築―スケッチしながら考えた』『つくるをひらく』(ミシマ社)、『建築という対話 僕はこうして家をつくる』(ちくまプリマー新書)、『増補 みんなの家。―建築家一年生の初仕事と今になって思うこと』(ちくま文庫)などがある。
白岩英樹(しらいわ・ひでき)
1976年、福島県郡山市生まれ。高知県立大学文化学部/人間生活学研究科准教授。専門はアメリカ文学、比較思想、比較芸術。早稲田大学卒業後、AP通信などの勤務を経て、大阪芸術大学大学院芸術文化研究科博士後期課程修了。博士(芸術文化学)。2020年4月より高知市に在住。著書に『講義 アメリカの思想と文学――分断を乗り越える「声」を聴く』(白水社)、共著に『ユニバーサル文学談義』(作品社)、翻訳書にキャスリーン・マシューズ『祝福の種――新しい時代の創世神話』(作品社)などがある。
/// 日時・ご予約 ///
開催日 | 2024年10月13日(日) |
---|---|
時間 | OPEN 16:30 START 17:00 CLOSE 19:00 |
場所 | 食事と図書 雨風食堂 |
参加費 | 2,000円 ※ドリンクは別途ご注文いただけます |
ご予約申込 | 以下フォームよりお申し込みください |
2024-09-16
ブックナイトvol.24 ありがとうございました
8/24(土)雨風ブックナイトVol.24に
ご参加いただいたみなさま
この日もありがとうございました。
8月の開催は初めてだった上
お知らせも直前になってしまった為に
普段よりも少ない人数での開催になりました。
さらに、この日は食事担当が不在になり
賄いなしでの開催に変更させていただきました。
実は延期にすることも考えていたのですが
思いのほか元気なお顔の皆さんにお会いでき、
少人数だからか、むしろ
いつもよりリラックスした雰囲気で
皆さんたくさん発言されていたように思います。
この日もいろんな本が並びましたが
参加者さんから提示された議題が
心に残っています。
こうありたいと思う気持ちと裏腹に
自分の中に存在してしまう感情について。
私は、オリンピックや
ワールドカップなどが苦手です。
敵と味方に分かれて戦う競技どころか
例えば都道府県ごとに人格を分類したりする
そういう行為も押し並べて苦手です。
何かしらのラベルだけを見て
一方を仲間だとすることは
もう一方を敵とすることと裏表ですし
個人の成果を群れの手柄にすることにも
抵抗感があります。
(地元の誇り、というやつですね)
微笑ましい場面が大半だと思いますが
一番怖いと思うのは、その無邪気さです。
「差別と区別は違う」という人がいますが
こうして人間と人間を区別することの
ずっと先に何があるのかを意識すること、
その種が、私達ひとりひとりの中にも
あるのだということを忘れず
葛藤しながら生きていくことしか
できないのかもしれません。
それでも
ブックナイトが今回のように
都合の悪い自画像を
見てしまった体験についても
参加者さんが他の人たちに共有して
話せる場になったことを
ありがたく思った夜でした。
そして、差し入れしていただいた
果物がとっても美味しかったですね!
・・・
さて、次回vol.25の開催は9/28(土)です。
ご参加いただける方は
こちらから詳細をご確認いただいて
申し込みフォームからお申し込みいただくか
営業時間中にお電話でご予約ください。
次回も皆さまにお会いできるのを
楽しみにしています。
2024-08-22
ブックナイトVol.23 ありがとうございました
7/13(土)雨風ブックナイトVol.23に
ご参加いただいたみなさま
この日もありがとうございました。
最後の写真にもありますが
図書担当からは
ここ最近の本に加えて久しぶりに
「生きなおす、ことば」
(大沢 敏郎 著/太郎次郎エディタス)
を紹介させていただきました。
誰かが書くということ
誰かが読むということ
言葉や、本というものの
本質に触れることのできる本だと思います。
この本は店頭になるべく切らさず
置いておくようにしています。
この日に一度売り切れましたが、
また入荷しています。
今月は他にも本がどっさり増えていますので
またブックナイトの日にも、
もちろんランチのお客さまも、
じっくり手に取ってみていただけたらと思います。
(お席へのお持ち帰りはご遠慮ください)
・・・
次回vol.24の開催は明後日8/24(土)です。
ギリギリのお知らせになってしまいました。
加えて過去2年間、8月には
普通のブックナイトを開催していないことから
今のところ常連さんのお申し込みが少なめで
こぢんまりとした開催となりそうです。
そして、今回急なことですが
当日は食事担当が不在のため
賄いをご用意することができなくなり
◉オープン時刻を18:30→19:00に
◉参加費を2,000円→1,500円に
変更させていただきます。
すでにご予約済みの方には
個別にメール等でもご連絡しております。
急な変更となり申し訳ありません。
デザートはしっかりご用意がありますので
いつも通りご注文いただけます◎
ご予約はまだまだゆとりがありますので
ご参加いただける方は
こちらから詳細をご確認いただいて
申し込みフォームからお申し込みいただくか、
明日の営業時間中にお電話でご予約ください。
また今月も皆さまにお会いできるのを
楽しみにしています。
2024-07-11
ブックナイトVol.22 ありがとうございました
6/8(土)雨風ブックナイトvol.22に
ご参加いただいた皆さま、
この夜もありがとうございました。
今年は体にダメージを残さずに終えることを
目当てにしていまして
時間割を変えてみたところ
ブックナイト史上一番
ゆるめ、軽めに行えた回だったかと思います🕊️
緩い(ゆるい)と緩い(ぬるい)は
漢字こそ同じですが
随分ニュアンスが違う言葉ですよね。
私はブックナイトについて
開始当初から「ゆるく」という言葉を使ってきましたが
参加者さんには「全然ゆるくない」と
よくご指摘を受けました。笑
より深く問い、
より遠くまで考えながらも
いつでも変われるように自身を開いていることを
「ゆるい」と表現したいと思います。
なのでブックナイトはあくまでゆるく。
この日は最終的に
人はみんなそれぞれのぐるぐる(螺旋)を
生きているのではないかという話になりました。
思わぬ方向に話が転がって行ったことを
謝られる方が多いですが
それこそ他者と話す事の醍醐味だと思います。
・・・
7月のカレンダーではお知らせ済みですが
次回vol.23の開催は7/13(土)です。
この数字もトークイベントを含んだり
含まなかったりと
曖昧なことになっていますが…
ご参加いただける方は
こちらから詳細をご確認いただいて
申し込みフォームからお申し込みいただくか
営業時間中にお電話でご予約ください。
今月はブックナイトに合わせての
新刊本の注文はありませんが、
前回入ってきた本や、少しずつ追加された本など
またじっくり手に取っていただけたらと思います。
今週末も、皆さまにお会いできるのを
楽しみにしています。
2024-06-24
「仕立て屋のサーカス」高知公演 ありがとうございました
1日目
2日目
この週末は「仕立て屋のサーカス」高知公演に
2日間、図書部門amekaze booksで
出店させていただきました。
コロナ禍に
「したてやのサーカス」(夕書房)を読んでから
ずっといつか体験したいと思っていましたが
まさか高知で叶うと思わず…
本当に、本当に素晴らしかったです。
ひとりひとり見えていたものは異なると思いますが
自分の生ではない古代の、そして自分の幼少期、
更に自分が居なくなった後の記憶の中にまで
放り込まれるような体験でした。
こんな世の中でも、同じ空の下に
こんな公演が行われているのだ、
こんな人達がいて、束の間でも
こんな世界を作ろうとしているのだということが
どれだけの人の救いになるだろうかと思います。
今回、会場には
そんな本達を持って行ったつもりです。
暗転した時に、小さく輝いていた電球達のような
何処にも行けない私たちの叫びのような
子どもたちの笑い声のような。
図書での出店は6〜7年ぶりでしたが
懐かしいお顔にもたくさん再会できて
嬉しかったですし、
一心に本を見ている人たちの姿が大好きだなぁと
改めて感じられました。
曽我大穂さん、スズキタカユキさんをはじめ、
スタッフの方々もボランティアの方々も
出店者の皆さんも、温かく素敵な人ばかりで、
幸せな2日間でした。
またきっとお会いできればと思います。
ありがとうございました。