2026-04-30
5/30(土)ゴトゴトシネマ上映会
「水になった村」in文室

5月のゴトゴトシネマさん上映会は
「水になった村」です。
ゴトゴトシネマの前田さんが、
人生の価値観が変わったと言っても過言ではない
とまで語られるドキュメンタリー作品。
私も上映に先駆けて拝見しました。
カメラは、日本一大きなダムの建設予定地となり
地図から消えた村を15年間に渡って記録しています。
場所によってはガスも電気も水道もない中
山や川で食料を採り、火を起こし、
笑って暮らすお爺ちゃんお婆ちゃんたち。
ほったて小屋を建て、五右衛門風呂をつくり、
湧き水を入れて火を起こし、お湯に浸かって
「幸せ」と繰り返すお婆ちゃんの満面の笑み。
山や川の恵みをたっぷりいただき
到底食べきれない量の保存食を
今年もせっせと漬けるお婆ちゃん。
とにかく食べもののシーンが多く
見ているだけでお腹がいっぱいになります。
笑い声が絶えず、
社会問題としてダムを扱った
重たいドキュメンタリー作品とは
随分と雰囲気が違います。
それでも、
どれほど多くの生きる為の知恵と術を
私たちが失ってしまったのかを
思い知らされる作品でもあります。
たった20〜30年前のことなのに
100年前の人々の暮らしを見ているような、
生きる知恵と力という観点において
とても大きなギャップがありました。
映画の中のお爺ちゃんお婆ちゃんたちの
ライフラインは、山でした。
もし、今、大きなことが起きたとしても
あのお爺ちゃんたちなら生きていけるでしょう。
あの山さえあれば。
私たちは?
色々な危機の迫るこの今だからこそ、
ぜひ一度、観ていただきたい作品です。
「水になった村」
時は90年代、ダム建設のために
立ち退かざるをえなくなった
岐阜県徳山村の人達を追った作品。
なんと山を愛する住民たちは
廃村が決まり移転した後も、
ギリギリまで山の生活を続けたいと村に戻り、
薪や食料など山の恵みを利用して
朗らかに自給自足の生活を続けていたのです。
大西暢夫監督が東京から10時間かけて
バイクで通い、共に食べ、飲み、
山の暮らしを教わり、楽しく交流を続けた
15年間の記録。そして残酷にも
ついに取り壊される家…。
まごうことなき傑作です。
お見逃しなく!
(ゴトゴトシネマさんサイトより)
*
上映会詳細・ご予約については
ゴトゴトシネマさんのサイトからご確認ください。
▶︎ 2026年5月30日(土)「水になった村」in文室
≡ 本屋「文室」について ≡
文室ははりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角、
お隣は「pourquoi」(プクワ)さんです
北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります



文室上映会のスクリーンは壁です

幕間には本もお求めいただけます

当日はお飲み物のほかに
軽食やデザートなどもいくらかご用意できる予定です。
お持ち帰りもできます◎
2026-04-21
5/9(土)〜8/8(土)|全4回
「文室日記部」1期生募集のお知らせ

文室の日記部を始めます。
日記と言っても、日々書くというだけで
書く道具も、内容も自由です。
お互いに見せ合うこともしません。
私たちは普段、
無意識に他者の視線を内面化しながら
言葉を選んでいます。
本来、個人の自由な場であるはずの
SNSに書くときでさえ、
その影響から離れることは
簡単ではありません。
この場では、その視線をいったん脇に置き、
評価や批評の手前で、
自分の内側にある声や感覚を
そのまま言葉にしていくことを大切にします。
言葉を誰かと繋がるための道具とせず、
まずは自分と繋がるための言葉を持つ。
書くための土づくりのような試みです。
*
3ヶ月間の書く日々を伴走してくださるのは
こむらあいりさんです。
書くことをお仕事にされていたり
ZINEの制作をライフワークにされているあいりさんですが、
自分だけのノートに書くことも、
ずっと続けられています。
この会では技術的な指導やアドバイスは行わず
参加者の方と同じように過ごしていただきます。

こむら・あいり
日記を書き続けて12年、ノートは17冊になりました。
日々の気づきや考えたことを綴っています。
毎日続けることよりも、
心が動いたときに書くのがマイルールです。

あいりさんの日記については
こちらのnoteをご覧ください。
≫ 日記を読みにいく
/// 活動内容 ///
それぞれ日常の中で
自分に合ったやり方で書いていきます。
条件は一つ、誰にも共有しない場所に書くこと。
各回では、書くことについてや
気づきや変化について対話した後、
その日のテーマを一つ提示し、
その場で短く書く時間を持ちます。
(共有はしません)
3ヶ月後、
A4の用紙を16分割した
てのひらサイズの小さな折り本をつくり、
それぞれ持ち帰ります。
*
各回では、その場で交わされた言葉を記録し、
後日、ZINEとしてまとめられる可能性があります。
(匿名性には配慮します)
なお、記録のために会話を録音させていただきます。
あらかじめご理解のうえ、ご参加ください。
/// 概要 ///
| 日時 | 2026年5月9日(土)〜 毎月第2土曜日/全4回 10:00〜12:00 ※人数に応じて13:00〜の回を設ける場合があります |
|---|---|
| 場所 | 文室 @_bunshitsu (高知市南はりまや町1-10-9 1F) |
| 参加費 | 通し参加(全4回)6,000円 途中参加 2,000円×残回数 ※1ドリンク別途 ※全4回の通し参加を前提としています。 |
| 参加申込 |
2026-03-28
4/18(土)ゴトゴトシネマ上映会
「スーパーローカルヒーロー」in文室
4月のゴトゴトシネマさん上映会は
「スーパーローカルヒーロー」リバイバル上映です!
ひと足先に見させていただいたのですが、
ノブエさんとゴトゴトシネマ前田さんが
少しだけ重なって見えるのは私だけでしょうか。
事前情報から抱いていたイメージを裏切って
控えめで、不器用なノブエさんと、
その周りの人たちを見守りながら
猪瀬浩平さんの著書「ボランティアってなんだっけ?」
中に書かれていた猪瀬さんのボランティアの定義、
「頼りない一人がおずおずと始めてしまったことを
周りが受け止め、彼だけでなくその周りにいる人たちの声や、
自分自身の内なる声に耳を傾けるなかで始まる」
という一節を思い出していました。
個人的には、EGO-WRAPPINのライブのシーン、
バリケードになるノブエさんの
エピソードとお顔が優勝でした◎
上映会詳細・ご予約については
ゴトゴトシネマさんのサイトからご確認ください。
▶︎ 2026年4月18日(土)「スーパーローカルヒーロー」in文室
「スーパーローカルヒーロー」
あるライヴ映像から、この映画は始まる。
ステージ上のミュージシャンが感謝の言葉とともに呼びかける、
その名は「ノブエさん」。
「ノブエさん」は「おじさん」である。
西日本の小さな街広島県尾道市で、
風変わりなCDショップ「れいこう堂」を営んでいる。
多くのインディーズミュージシャンのライヴを身銭を切ってし続けた、情熱の人。
ノブエさんとれいこう堂に訪れた危機は、ミュージシャン達を突き動かす。
インタビューと残されていた貴重な映像が、
その時の空気を呼び起こしていく。
そして復活。
「動かなければ何も伝わらない」「一人でもやる」。
感じたら、とにかく行動するのだ。
店はほったらかしで西へ東へ。
子ども達のため、音楽のため、目の前の大切なコトのために。
走り回るノブエさんを気遣い、感化され、それぞれがまた彼の支えになる。
その小さな力の集まりが、いくつもの無謀なチャレンジを成功させてきた。
音楽と人が、人と人が、
型破りでどこまでも温かいノブエさんの“ライヴ”でつながり、
弧を描き出すのだ。
「このおじさんを知ってほしい」。
撮り手である監督の素直な思いと視線は、
ノブエさんを追いながら日本の今をも気負うことなく浮き彫りにする。
そして本当のヒーローの居場所へと、観る者を導いていく。
誰もが誰かのヒーローになれたなら…。
一人のおじさんの記録は、僕らの明日を予感させる物語でもあるのだ。
≡ 本屋「文室」について ≡
文室ははりまや橋交差点から南へ
「いそっぷ館」さんの角を東に折れてすぐの角、
お隣は「pourquoi」(プクワ)さんです
北の角には「tuche」(テュケ)さんがあります



文室上映会のスクリーンは壁です

幕間には本もお求めいただけます

当日はお飲み物のほかに
軽食やデザートなどもいくらかご用意できる予定です。
お持ち帰りもできます◎
2026-02-17
2/21(土)文室ブックナイト開催のお知らせ
2026-02-17
2/12(木)
「資本主義を半分捨てる」刊行記念
青木真兵さん、光嶋裕介さんトークイベント
ありがとうございました!
平日なのでこじんまりとアットホームな感じになるかなと予想していたのですが、「椅子だけはたくさんある」と豪語していたのが最終的に足りなくなり、ピアノ椅子や小さなスツールまで全て使い果たすほど、過去最高に多くの方にお集まりいただきまして(あっ、また数字を見てしまいました)やっぱり関心の高いテーマなのだなと実感しました。
中高生向けのシリーズであるちくまプリマー新書から刊行された青木さんの最新刊は、様々なテーマについて語られている本ですが、個人的には特に「自己ニーズ」と「他者ニーズ」、そして「内面化」というキーワードに注目して読みました。
「資本主義」とタイトルに入ってはいますが、お金の話をしている本ではまったくないですし、半農半Xや投資など、資本主義社会から半歩抜け出して生きるための具体的な方法を指南する本ではありません。それらは例えば絵を描くときに最終的に使う道具の話で、その前に必要なのは、自分は“本当は”どんな絵を描きたいのかを、自分でわかるということです。
よりよく生きるための道具であったはずのものに、道具として使われるどころか部品として消費されているという倒錯。このことに気がつかないまま、むしろ自ら進んではまり込んでいってしまうことは、資本主義という大きな相手に限らず、どこにでも転がっている避けがたい罠だと感じています。スマホ然り、仕事然り、政治もまた然りです。(その奥にあるのはやっぱり資本主義だったりするんですが)
いつの間にか自分を完全に明け渡してしまわないために、どこまでなら、どうやったら守れるのか。その方法も、自分との対話を通して自分の中から見つけていくしかないのだと思います。
「半分捨てる」の「半分」も一人一人違って、リバーシブルのような「半分」もあれば、面積としての「半分」もあるでしょうし、ひとつの中の割合としての「半分」もありますね。大事なのは等分にすることではなく、もう片方を捨てないこと、両方を同時に持つということです。「資本主義を半分捨てる」=「資本主義でないものを半分捨てない」であり、資本主義を「他者ニーズ」に置き換えると、「自己ニーズ」を半分残すということ。
トークの終盤でも光嶋さんが言われたことですが、「自分の声って本当に小さい」んですよね。てっきり自分の声だと思っていたのに、誰かの拡声器になってしまっているなんていうことも。
まずは他人の息のかかっていない本当の「自己ニーズ」が聞こえるように、耳を澄ませて、整えていくところから。簡単なことではないですが、植物を育てるくらいの時間感覚で毎日自分を観察しながら、それぞれにちょうどいい半分を見つけていきましょう🌱

写真は最後まで残られた皆さんと。
想像を超えて多くのご予約をいただいて、土着仲間のterzo tempo佐野くんが急遽ドリンクをすべて担当してくれました。(多謝!!)撮影は白岩英樹先生、いつもありがとうございます!

『ぼくらの「アメリカ論」』のお三方。
使う・使われるではなく
持ちつ・持たれつの精神でいきたいですね。
この日も関わってくださったすべての皆さんに、
ありがとうございました◎
2026-01-21
2/12(木)
「資本主義を半分捨てる」刊行記念
青木真兵さん、光嶋裕介さんトークイベント
2026年、本屋「文室」最初のトークイベントは、思想家の青木真兵さんと、建築家の光嶋裕介さんをお迎えします。今回は、青木さんの新刊「資本主義を半分捨てる」(ちくまプリマー新書)の刊行記念として、本を囲みながらお話ししていきます。
2/7(土)18:00までのご予約をもちまして、事前お渡し・当日お渡しともに書籍のご予約は終了させていただきました。後日のお渡しでよろしければ引き続き承れます。
イベントのお申込とあわせて書籍のご注文も承ります。発売直後のイベントではありますが、一部事前のお渡しも可能にしていただきました(冊数に限りがありますので、お早めにご予約ください)。
資本主義を半分捨てる
著者:青木真兵
出版 :筑摩書房
価格 :990 円(税込)
「声が発されることは弱さではなく、生きる術なのだ。」
生きづらさに満ちた社会で、資本主義の価値観に縛られず多様なありかたを模索する。都市と山村を行き来して考えた、自分が心地よく生きるための方法とは。
現代に生きる私たちは、生まれた瞬間から資本主義のシステムに包まれて
数や評価から逃れられない世界に生きています。
数は、比較を可能にし、比較は、選別を可能にします。
本来は数値化できないはずのものまで数値化され、
比べられないはずのものを比較可能にし、
決して取り替えのきかないものを、交換可能なもののように錯覚させてしまう。
果たして、たったひとりの自分を置き去りにして
数えられるものの数字が増えるということは、本当に豊かなことでしょうか。
そうはいっても、すべてを手放すことはできません。
数字を増やし回し続ける都会の生活を降りた私たちも然り、
お客さんから直接受け取ったお金だけで家族3人暮らしてみようと思ったら
それはそれは大変で、結局毎日数字と睨めっこです。
続けていくために毎月たくさんのお金を動かし、
「欲しい」と思ってもらえなければ消えてしまう、
それは、自営業で小さな店を営む私たちにとって
比喩でなく、ただの現実です。
それでも、人がよりよく生きるための道具だったはずのシステムに
道具として使われ消費されないために、私たちは何を選ぶことができるのか。
きっと正解というものはなく、それぞれの実践があるだけなのだと思います。
今回は、切っても切れない資本主義との付き合い方について、
お二人とたっぷりお話ししてみたいと思います。
***
資本主義に使われず、格闘しながら社会を手づくりしている同志として、
伊東ご夫妻のことは勝手に尊敬しています。
だから何度もお邪魔しちゃうんだな〜と!
今回もよろしくお願いいたします。
--青木真兵さんより
わたしたちの日常にべっとりな資本主義は、手強い。
あまりにも強靭で、社会的な動物である人間がたどり着いた
ひとつの叡智でもある資本主義からもう逃れることは、きっとできない。
であれば、半分捨ててみようとは、なるほどと思いつつ、どうやって?
そんなことを3人で語らいたい!!
--光嶋裕介さんより
/// ゲスト ///

青木真兵(あおき・しんぺい) 思想家
1983年生まれ、埼玉県浦和市(現さいたま市)に育つ。博士(文学)。社会福祉士。2016年より奈良県東吉野村に移住し自宅を「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」として開きながら、対話によって「はじまり」を問い直し組織の存在理由を改めて掘り起こす「考古学ラヂオ」や執筆などの活動を行っている。著書に『武器としての土着思考』(東洋経済新報社)、『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)、光嶋裕介との共著『つくる人になるために 若き建築家と思想家の往復書簡』(灯光舎)などがある。人文系私設図書館ルチャ・リブロhttps://lucha-libro.net/

光嶋裕介(こうしま・ゆうすけ) 建築家
1979年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。建築家。一級建築士。博士(建築学)。高知工科大学 特任教授。早稲田大学理工学部建築学科修了。ドイツの建築設計事務所で働いたのち2008年に帰国、独立。建築作品に内田樹氏の自宅兼道場《凱風館》、《旅人庵》、《森の生活》、《桃沢野外活動センター》など。著書に『ここちよさの建築』(NHK出版 学びのきほん)、『これからの建築―スケッチしながら考えた』『つくるをひらく』(ミシマ社)、『建築という対話 僕はこうして家をつくる』(ちくまプリマー新書)、『増補 みんなの家。―建築家一年生の初仕事と今になって思うこと』(ちくま文庫)などがある。
/// 日時・ご予約 ///
| 開催日 | 2026年2月12日(木) |
|---|---|
| 時間 | OPEN 18:00 START 19:00 CLOSE 21:00 |
| 場所 | 文室 @_bunshitsu (高知市南はりまや町1丁目10-9 1F) |
| 参加費 | 2,000円 ※ドリンク代別途 |
| ご予約申込 | 以下フォームよりお申し込みください |














